イヤホンとヘッドフォン

【Bowers & Wilkins PI5 S2レビュー】圧倒的な所有感とまあまあなノイズキャンセリング

今使っているcmf by nothing budsの調子が悪く、メーカーに送る準備をしていた。

そのイヤホンを送ってしまうと手持ちのワイヤレスイヤホンは片耳を踏み潰したAirpods Proしか残らない。至急新しいイヤホンを調達する必要があった。

そこで、まず候補に上がったのは、Xiaomi Redmi buds 6 Liteだった。だが、もう少し高いイヤホンでも良いかなと思いAmazonを周遊していたところ出会ってしまった、B&W PI5 S2 に。

正直質感だけ見て衝動買いしたという方が正しい。

ちなみに、上位モデルのB&W PI7 S2も存在するが、本記事では取り上げない。

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puro

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Bowers & Wilkins(B&W)について

Bowers & Wilkinsは、イギリス発の高級オーディオブランドとして、多くの音響ファンに支持されている(ようである)。

オーディオブランドゆえに、音響面のクオリティには定評がある一方、ソフトウェアや使い勝手(UX)に関しては、ガジェットメーカーの製品に軍配が上がるのではないかという邪な邪推を私はしてしまった。

Bowers & Wilkins PI5 S2:高い質感と所有感

まず、見た目からして所有感がすごい。

箱を開けた瞬間、思わず「おおっ」と声が出る。光沢を抑えたマットな塗装も刺さる。

とにかく、「イヤホン」というより「工芸品」に近い。

  • 金属部分の加工がとても繊細で丁寧
  • 高級感のある落ち着いたカラーリング

使っていた並べてみるとAirPods Proが一気にチープに見える。(AirPods Proの方が高い)

SONYのWF-1000XM4も似た質感。

ちなみに内容物は全部でこんな感じ。

Bowers & Wilkins PI5 S2:ノイキャン性能は「まあまあ」

  • 車の走行音(低音)はしっかりカット
  • カフェの人の声(中高音)はちょっと通す

総じて「空間の静寂感」はそこまで感じられない。

AirPods Proのノイズキャンセリングは感動的だと改めて感じた。(まあ値段が高いのでそうであってほしい)

ただ、B&W PI5 S2のノイキャンが弱いというより「自然な抑え方」という感じである。

ノイズキャンセリング特有の耳が圧迫される感じもないし、長時間つけていてもそこまで疲れない(ただ痛いけれども)のはメリットかもしれない。

加えて、ノイズキャンセリングと外音取り込みをワンタッチで切り替えたいと思うのが人間の性。

しかし、B&W PI5 S2は外音取り込み機能の切り替えはアプリでしかできない。(そして、イヤホンのジェスチャーは既に決められているものを使うことになる。)

外音なんて取り込んでないで音だけを楽しめということだろう。

Bowers & Wilkins PI5 S2:デカい。耳が痛い。

大きさの比較にこの画像が丁度よかったので再度登場

ここは結構人を選ぶポイント。

正直、イヤホン本体がけっこう大きめなので、最初は耳が痛くなった。AirPods Proも若干耳の(物理的な)痛みを感じていたので私の耳が小さいだけかもしれないが。

Bowers & Wilkins PI5 S2:満足な音質

言語化しにくい部分なので、そこまで内容は書かない。

音質は満足(気持ち低音強め)だが、使い始めて数時間はエージングがされていないのか、少し音が低く感じた。(数時間使ったら気にならなくなった。)

流石に、ヘッドホンのような音の広がりは得られないが、イヤホンとしては大満足。

Bowers & Wilkins PI5 S2:ケースがUSB-C & ワイヤレス充電対応

これ意外と重要。

  • USB-C充電ができる(Lightningじゃないの嬉しい)
  • ワイヤレス充電にも対応してる

USB-Cは基本的人権なので、保障されていてよかった。

そして、ワイヤレス充電についても、イヤホンを置くだけで充電できるのがこんなにも楽だとは思っていなかった、感動。

まとめ:Bowers & Wilkins PI5 S2

最後にざっくりとまとめておく。

ざっくりとまとめておこう。

良かった点

  • 圧倒的な高級感と所有感
  • 繊細でバランスの取れた音質(低音が気持ち強調されている)
  • USB-Cおよびワイヤレス充電に対応している

気になった点

  • ノイズキャンセリング機能について、完全な遮音感は得られにくい
  • 外音取り込み機能が使いにくすぎる
  • 本体サイズが大きいため、長時間使用すると耳が痛くなる可能性がある

この「工芸品」をつけているとテンションが上がってくる。

この「工芸品」を装着しているだけで気分が上がる。ハードウェアスペックのみならず、見た目や質感、所有する喜びといった要素がガジェット選びに大きく影響することを改めて実感した。


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