キーボードの配列には複数あるのはご存知だろうか?(おそらくこのブログを読んでいる人なら知っていると思うが)
主に、「JIS配列」と「US配列」という種類があり、やっぱりJIS配列を日本人に対してはおすすめしたいと感じたのでその経緯を書いていきたい。
もちろん、全ての場面でJIS配列が優れているわけではないが、国内で使う上では合理的な選択肢であることが多いと思う。
本記事では、JIS配列のメリットとデメリットを整理し、どのような場面で選ぶべきかを検討していく。
ちなみに、下記のリンクのように、私は一時期US配列を使っていたが、挫折した。
![](https://puroam.com/wp-content/uploads/2024/10/1020_04.webp)
JIS配列のメリット
1. 日本語入力に適した設計
JIS配列は日本語を効率よく入力するために設計されていると感じる。
「半角/全角」「変換」「無変換」「英数」「かな」といったキーが独立して配置されており、日本語と英数字の切り替えがスムーズ。
そして地味に大きなポイントは、「Enter」キーが大きいという点。
かな漢字変換時には必ずEnterキーを押す必要がある(外国語に比べてEnterキーを使う頻度が高い)のでEnterキーは大きいに越したことはない。
これら特徴は、特に日本語入力を多用する場面で便利。
2. 主流であるため慣れる必要がない
国内で市販されているノートPCやデスクトップPCの多くはJIS配列が採用されている。
そのため、JIS配列に慣れていれば、ほとんどの環境で問題なく作業を進めることができる。
特に、職場や学校など共有のPCを使う場合には、この点が大きなメリットになる。
![apple-magic-keyboard](https://puroam.com/wp-content/uploads/2025/01/apple-magic-keyboard-3-1.webp)
JIS配列のデメリット
1. キー配置の窮屈さ
JIS配列はUS配列に比べてキーが多いため、全体的に配置が窮屈です。特に、スペースキーが小さく、打ちにくさを感じることがある。
2. 記号入力の不便さ
プログラミングや英語の文書作成を行う場合、JIS配列の記号配置が使いづらいと感じることがあります。
たとえば、「{}」「[]」などの記号はUS配列のほうがアクセスしやすい(「{」と「}」が横並びになっている)ため、JIS配列の不自然さが際立つ。
しかし、ほとんどのプログラミングや英語の文書作成環境で「{」という記号を入力したら自動的に「}」という記号も入力される。
あまり気にする点ではないのかもしれない。
3. キートップのかな表記の印字が要らない
JIS配列のキーボードには、キートップにかな表記が印字されているものが多い。
しかし、実際にはローマ字入力が主流であり、かな表記を見ながらタイピングする人はほとんどいない。
この印字が視覚的に煩雑に感じられるし、端的に言えばダサい。
![logicool keyboard](https://puroam.com/wp-content/uploads/2025/01/keyboard-logi.webp)
日本での主流はJIS配列
日本国内ではJIS配列が主流。
1. 共有環境ではJIS配列が無難
学校や職場など、共有の環境で作業をする場合にはJIS配列を使うのが無難。
特に、独自のキーボードを持ち込めない場面では、JIS配列に慣れておくことで余計な手間を避けることができる。
実際、私が一時期US配列を自宅で使っていたとき、会社の環境がもちろんJIS配列だったのでタイプミスを連発して作業効率が著しく下がっていた。
2. 自由に選べる場合は例外も
一方、自宅や個人の作業環境では、必ずしもJIS配列にこだわる必要はない。
英語の文章を多く書いたり、プログラミングを行ったりする場合にはUS配列が適している場合が多々ある。
特に、個人事業主やフリーランスで作業環境を自由にカスタマイズできる場合は、自分の作業に合った配列を選ぶのが最善。
![](https://puroam.com/wp-content/uploads/2025/01/apple-magic-keyboard-1-2.webp)
まとめ
JIS配列は、日本語入力が多い日常や職場環境において便利である一方、特定の用途ではUS配列が優れる場合もある。
ただし、国内での主流はJIS配列であり、まずはこちらに慣れるのが一般的。
そのうえで、自分の用途や好みに合わせてUS配列(やUK配列などのその他の配列)を検討するのが良いと思う。
適切な配列を選んで、快適な作業環境を構築してみてください!