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NuPhy Air75 V2との出会い

韓国旅行中、ふと「韓国にもBic Cameraのような大型家電量販店はないのか?」と疑問が浮かんだ。そして調べたところ、『e-mart』という大型ショップがあることが判明。
ちょうどソウルから二駅の場所にある龍山(ヨンサン)に『e-mart』があったので、立ち寄ることにした。店内を物色していると、店員から何回か声をかけられたものの、「I’m just looking, thank you.」という暗記済みのフレーズで乗り切った。

そんな時、なんと『NuPhy Air75 V2』が一台だけ売れ残っているのを発見。免税もあるし、お土産にすればいいやという言い訳を自分にしながら、購入を決断した。
配列はUSだが、ハングル印字付きである。おそらく日本では買えないだろう。(裏を返せば、日本で買えないということは技適的に怪しいので有線で使うことにする。実際は日本版と同じ無線モジュールらしいが)
『お前この記事でJIS配列を推奨していただろ』と言われたら何も言い返す言葉がないが、これは運命的な出会いだったので許してほしい。
気がついたらJIS配列のキーボードに戻っているかもしれない。
後ほど供述するマルチペアリング機能により、この記事で困っていた問題もNuPhy Air75 V2はクリアしている。
なぜNuPhy Air75 V2を選んだのか?

とはいえ、流石に完全な衝動買いではない。私が求めていたキーボードの条件と、それに対するNuPhy Air75 V2の評価は以下の通り。
薄型であること
以前、高さのあるキーボードを使っていた際に腱鞘炎になりかけた経験があるため、できるだけロープロファイルのメカニカル式かパンタグラフ式を選びたかった。
→ NuPhy Air75 V2はロープロファイルメカニカルキーボードのため合格。だが若干高さがあるかも?
マルチペアリング対応
複数のデバイスを使い分けることが多いため、都度ペアリングするのは手間だった。特にAppleのMagic Keyboardはこの点が弱かった。
→ NuPhy Air75 V2は最大3台までBluetooth接続を記憶でき、簡単に切り替えられるので合格。
マルチOS対応
MacだけでなくWindowsも使用するシーンがあるため、マルチOS対応が必須だった。
→ NuPhy Air75 V2はMac/Windows両対応で、スイッチ一つでOSモードを切り替えられるため合格。
JIS配列(今回購入したのはUS配列)
日本の標準規格に慣れておいた方が良いと考え、JIS配列が理想だったが、今回は妥協してUS配列を購入。
→ JIS配列でないのは残念だったが、US配列でも問題なく使用できたため許容範囲。
→ また、日本ではJIS配列のものが買える。

NuPhy Air75 V2:筐体をチェック
箱を開けると、スリムで洗練されたデザインのNuPhy Air75 V2が登場。アルミフレームを採用した筐体は、軽量ながらしっかりした剛性感があり、非常に高級感がある。

2.4GHzレシーバーと他の種類のスイッチがお試しで入っている。

Windosw用のキーや色違いのキーが付属する。

背面は鏡面仕上げ。

全体的にスタイリッシュで、どんなデスク環境にも馴染むデザインだ。
NuPhy Air75 V2:Macユーザーに優しい設計

世の中のキーボードはWindows向けに作られているものが多い。その中で、NuPhy Air75 V2はMacでの使用を前提に作られているため、特に設定不要でそのまま快適に使えるのが嬉しい。(もちろんWindowsでも問題なく使用可能。)
Mac対応ポイント
- デフォルトでMac用のキー配列(⌘キーやOptionキーの配置が適切)
Macユーザーにとっては、ほぼ純正に近い感覚で使える点が大きな魅力だ。
NuPhy Air75 V2:Air Feet の利便性

NuPhy Air75 V2には『Air Feet』と呼ばれるゴム足が付属。これが意外と便利で、いわゆる“尊師スタイル”(ノートパソコン付属のキーボードに自前のキーボードを乗せて使うスタイル)でのタイピングが可能。
トバログさん監修の「タイプスティックス」のような機能を標準で備えているのは嬉しいポイント。


NuPhy Air75 V2:キーが軽い(赤軸)
これはNuPhy Air75 V2のデメリットという訳ではなく、単にそのような仕様ということに過ぎないが、採用されているキースイッチが非常に軽い。
これは好みが分かれるポイントかもしれない。
軽くキーに触れただけで入力される感覚がある。元々は、Apple MagicKeyboardを使っていたのだが、乗り換えた直後は誤入力が頻発した。
ここで、NuPhy Air75 V2はスイッチの交換が可能(ホットスワップ対応)なため、自分好みの打鍵感にカスタマイズできる。いざとなったらスイッチを変えて対応できる。
NuPhy Air75 V2:なぜ白のバックライトがないのか?
見出しの通りで、白単色のライティングがない(見落としだったら申し訳ないのでこっそり教えてほしい)。
有彩色でのライティングは嫌なので結局バックライトは消して運用している。
ライトのパターンは豊富で、呼吸しているように光るものや入力したキーを中心に放射状に光るものなど典型的なパターンは網羅していると思う。
まとめ:NuPhy Air75 V2 は買い?

結論として、NuPhy Air75 V2は満足度の高いキーボードだった。
良かった点
- スタイリッシュなデザインと高級感のある質感
- Mac標準対応で、純正キーボードのように使える
- Air Feet による快適なタイピング環境
- ホットスワップ対応でカスタマイズ性が高い
気になった点
- 価格がやや高い
総合的に見て、「デザイン性と機能性を両立したコンパクトなキーボード」としておすすめできる。特にMacユーザーで、おしゃれなワイヤレスキーボードを探している人にはピッタリ。持ち運びにも便利なサイズなので、ノマドワークやカフェ作業にも最適な選択肢となるだろう。
