Apple Magic Keyboardを使い始めて3年が経とうとしている。
シンプルで洗練されたデザイン、標準的な配列が特徴的だ。
しかし、感動の使用感とまではいかない。
つまり、初めて使った時に「なんだこれは〜!」みたいな興奮などないということである。
面白いギミックも何もない。
おもちゃではなく仕事道具なのだと認識させられた。
だが、どこか無難でありつつも、これで十分と感じさせるキーボードがApple Magic Keyboard。
この記事では、Apple Magic Keyboardの外観や特徴、実際の使用感について詳しくレビューしていく。
Apple Magic Keyboardの外観

まず外観から。
Appleらしいシンプルなデザインで、余計な装飾は一切ない。
薄型で、デスクの見た目を損なわない。
本体はアルミ素材で高級感があるが、その反面、傷がつきやすいのが難点。普段使いなら問題ないが、持ち運びが多いと使用感が目立つかもしれない。
色はシルバーやスペースグレーなど複数選べるが、私が選んだのはシルバー。キートップが白なので経年劣化によるテカりがあまり気にならないのが良い点。
Macbookのキートップは1年ぐらいでテカってしまうので考えもの。
Apple Magic Keyboardの特徴
Magic Keyboardの特徴:Bluetoothで快適だが、マルチペアリング非対応

ケーブルがなく、机の上がスッキリするのは大きなメリット。
Bluetoothで簡単に接続でき、Macとの相性も抜群。接続も途切れないのは純正ならではの安心感がある。
ただし、Logicoolなどのメーカーの製品に備わっているマルチペアリングに非対応なのが残念なポイント。一度に1台しか接続できないのは地味に不便。
Magic Keyboardの特徴:高い完成度と標準的なmac配列

純正なのでもちろんキー配列は非常に標準的で、特に違和感なく使える。
とはいえ、70%キーボード特有の矢印キーの窮屈さは避けられない。
Magic Keyboardの特徴:打鍵音とアルミ筐体の弱点

Magic Keyboardは打鍵感が軽いが、強く叩くとカチンという不快な金属音が鳴るのが絶妙に気になる。
軽い力でタイピングすれば気にならないが、つい力が入ると不快な音が響く。
特に静かな部屋では目立つので注意が必要。
また、アルミ製の筐体は傷がつきやすい点も課題。数箇所、微妙に欠けてしまった。
必要十分だけど、感動はない

Magic Keyboardは、必要十分という言葉がぴったりのキーボード。
シンプルなデザイン、高い完成度、安定した無線接続など、多くのユーザーにとって満足できる製品だろう。ただし、尖った特徴や心地よい打ち心地はなく、感動を覚えるほどではない。
特にこだわりがない人にとっては良い選択肢だが、「もっと快適なタイピング体験」を求めるなら、他メーカーの選択肢も検討してみると良いかもしれない。
私個人としては、HHKBが気になるが、HHKBは配列が特殊なのが標準配列を使いたい私にとっては玉に瑕。
Apple Magic Keyboard:まとめ
メリット
- シンプルで洗練されたデザイン
- 無線接続でデスクがスッキリ
- 標準的なキー配列で扱いやすい
デメリット
- マルチペアリング非対応
- 矢印キーが窮屈
- アルミ筐体が傷つきやすい
- 強く叩くと金属音がする
Magic Keyboardは、万人向けのキーボードを探している人にはおすすめできる。
一方で、感動を求める人には物足りない。
少なくとも、私にとっては不満はないけど感動もしないそんな一品だった。