今まで使っていた Amazon Echo Buds のケースを京王線の電車で紛失したので、新しく完全ワイヤレスイヤホンを買った。買ったのは cmf by NOTHING BUDS。Proモデルもあるらしいが、今回のは無印モデル。
cmfとは
cmfという聞き慣れないブランドは何なのかというお話。まあ、by NOTHING と後ろに付いているので、察しの良い方なら気づいていると思いますが、cmf は NOTHING のサブブランドです。皆さんご存知だと思いますが、NOTHING とは…
NOTHINGはロンドンを拠点とするデジタル製品企業で、人と技術の間にある障壁を取り除き、シームレスなデジタルの未来を創造することを使命としています。
NOTHING 日本公式サイト
一時期話題になった背面がピカピカ光っている NOTHING Phone のメーカーですね。イヤホンまで出しているとは。
さらに、調べていたら cmfブランドでスマートウォッチまで出していました。ちょっと気になる。
cmf by NOTHING BUDS の外観と質感
写真で見ていきましょう。
届いたままの箱です。特に面白みも特徴もなし。
箱を開けるとこんな感じ。付属品はこの写真が全て。
充電用のtype-Cケーブルが地味に付いていなかったので、その点だけ注意。イヤーピースは交換用が2セット。
一応説明書も付いていましたが、大したことは書いてない。
イヤホン自体の質感はこんな感じ。
Airpodsの「うどん」(これ死語かもしれない)に当たる部分はマットな仕上げ、耳の中に入る部分は光沢仕上げ。(写真で伝わりにくい。)個人的には全部マットな仕上げが良かったけど、そんなこと言っても仕方がない。
ケースの質感も6000円程度と考えると良い部類。
こちらは全面マット仕上げ。嬉しい。銀色の部分がストラップホールになっているのは他のイヤホンケースにはない特徴。これも割と嬉しい仕様。
cmf by NOTHING BUDS はアプリ連携ができる
Nothing が提供しているアプリを使ってイコライザの設定等ができる。アプリのスクリーンショットは以下。
ノイズキャンセリングの設定もアプリ内でできる。UIに関しても使いにくい点は特になく、少なくとも必要最低限は満たしている。好印象。
cmf by NOTHING BUDS の音質はいかに
イヤホンという音楽を聴くためのデバイスである以上、音質についてのレビューをせざるを得ない訳である。
このイヤホンで初めて音楽を聴いての第一印象は、「低音強すぎだろ」ということである。過去にも低音が強めのデバイスは使っていたが、それらより強い。そもそもそれらの低音強めのデバイスはデカデカと「BASS」的なことが書いてある代物であったので低音が強いのは当たり前なのである。
で、今回のBudsは如何というと、別に低音押しな訳ではない。正直、低音の質がそこまでいいかと言われたら疑問を呈さざるを得ない。籠もっていて抜けが悪い。
しかし、6000円前後という価格を考えると納得のいく代物。
とは言ったものの、アプリのイコライザで調整できるので別に問題もない。しかし、個人的に一番音質が良く聞こえる設定はデフォルトの設定であるので当分は低音と暮らしていくことになりそうだ。耳もなれるだろう。
cmf by NOTHING BUDS のノイズキャンセリング
昔、Airpods Proを使っていてその時の感覚がまだ残っていたのでそれほど期待はしていなかったが、想像以上に良かった。(ちなみにその Airpods は何処へ、といったら、落とした時に(自分で)踏み潰した訳である。今でも捨てられずにその亡骸は保管してある。)
低音はノイズキャンセリングで良く消える。試しにスピーカーで音楽を流し、それをキャンセルしてみたところキックやベースの音は綺麗に消えた。その反面、中音から高音域に関してはそれほど消えない印象だった。まあ普通に使えるレベルではあるが。
ただし、Airpods Proには到底敵わない。
おわりに
普通に「買い」な一品だった。
1週間程度の(強制)音楽デトックス期間から抜け出してとても幸せな気分である。